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ニュース&レポート

2019年5月28日中高生による国会議員のための「世界一大きな授業2019」ガールスカウト4人が中高生先生に抜擢!


2019年5月15日、衆議院第二議員会館において、中高生による国会議員のための「世界一大きな授業2019」が開催されました。10回目となる今回は、全国から中高生8人が先生となり、参加した国会議員に向けて授業をしました。選抜された先生のうち4人がガールスカウトだったことは誇らしかったです。ガールスカウトでは、小さいころから平和や平等について考える機会や、自分を見つめ、自己肯定感を高めるプログラムがあります。今回の大抜擢はきっと、このような日ごろのガールスカウト活動の成果ですね。

彼らはたったの1時間という短い時間の中で3つの授業を展開しました。

世界一大きな授業まず、フィリピンのスタディツアーに参加した中高生が、現地の様子と教育事情を動画で紹介。格差によって教育を受けられない子どもたちの現状を目の当たりにさせられました。この格差は時には犯罪者を生み、負の連鎖となり、次の世代、またその次の世代へとつながっていくのです。マーケットなどの衛生面も安心できる状況ではなく、とても心配になりました。

次に、すごろくで4つの国に分かれ、何人の子どもを高校卒業まで教育できるか?という国による教育格差を知るアクティビティ。与えられるサイコロの数とサイコロの出る目が制限されることにより、環境の差によって生まれる教育格差を実感できるプログラムです。例えば、新興国に与えられたサイコロは2個のみ、出せるサイコロの数字は0か1のみでしたが、先進国ではサイコロは4個与えられ、出目の数字は5か6と大きい数でした。当然すごろくの進み具合に大きな格差が生まれたのですが、これこそ国によって生まれる教育格差だと、中高生は訴えたのです。実際にチーム(国)に分かれてすごろくを体験した国会議員のうち、新興国だった国会議員は不平等を痛感していました。また、隣の国が豊かだと分かっていても、「力を貸して」とは言い出せなかったとも話していました。このアクティビティは顕著にその格差を俯瞰で見ることができました。

世界一大きな授業
世界一大きな授業

最後の授業は、中高生からの政策提言。先日の国際女性会議でマララ・ユスフザイさんが訴えた「教育は特権ではない」「教育は権利だ」「教育とは平和である」を引用し、中高生の“思い”を国会議員に訴えていました。

私たちは自分の生活する環境が当然になっていて、自国の豊かさに気づいていない。そしてまわりを見ていない。世界には今もさまざまな差別があり、それは目に見えるもの、目に見えないもの、いつのまにか受容してしまっているものと、いろいろです。教育は他国に勝ることが良いのではなく、対象となるすべての子どもが受けるべきものです。国がちがっても、そこに差があってはいけないということを深く学びました。私たちができること、まだまだたくさんあるのではないでしょうか。心に残る良い授業でした。
中高生は貴重な経験ができましたね。これからも信念をもって自らの活動を続けていってほしいです。

世界一大きな授業
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