1. HOME
  2. ニュース&レポート
  3. 歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2018」キャンペーン活動報告

ニュース&レポート

2018年6月25日歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2018」キャンペーン活動報告


ケア・インターナショナル・ジャパン主催のキャンペーン歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2018」が3月8日から5月31日の期間で開催されました。5度目となる今年は43人ものレンジャー(高校生ガールスカウト)と若いリーダー(大学生年代)たちが、ジュニア・アンバサダーとして参加し、活躍しました。ジュニア・アンバサダーの1人は歩数が上位10位のうちに入り、“歩数賞”をいただきました。

歩く国際協力「Walk in Her Shoes2018」

途上国の女の子が水を得るために歩いている距離を実際に歩くことで、他の参加者と共に途上国の少女を応援するキャンペーンです。

care

ジュニア・アンバサダーたちからのコメント

※記載している学年は応募当時(2017年)のものです。
※文中、「団」と記載がありますが、ガールスカウトが地域で活動するグループの名称を指します。


私は歩数を記録することで、遠い国だと思っていた少女たちを少し身近に感じることができました。また、生活のために歩かなければならない少女たちの過酷さも感じることができました。豊島区でのイベントでは、アフリカの文化を体験しながら楽しんで歩くことができました。このような少女がいることをもっと多くの人に知ってほしいです。(埼玉県 高校1年生)


毎日8,000歩は大変だと身に染みて分かりました。きれいな水を得るだけでこれだけの努力をしなければならないと思うと、世界は、まだまだ先進国と途上国の差が大きいなと思いました。もっと、世界中で助け合いが必要だと思いました!(兵庫県 高校1年生)


毎日8,000歩を目標に歩いたけれどなかなか達成できず、それを日常的におこなっている人々がいるということにあらためて驚きました。そして、その労力を何とか削減する必要があると思いました。そのためにも、今回の私自身の活動が何かしら彼女たちに貢献することができていたらうれしいです。また機会があれば参加しようと思います。(静岡県 高校3年生)


雨の日は歩くのが憂鬱だと思う日もありましたが、天気に関係なく毎日重い水を運ぶために歩いている少女がいることを考えると、その子たちと一緒に歩いているつもりで、もっとたくさん歩こうという気持ちになれました。春休みにはおばあちゃんを二人とも誘ってお花見をしたり、地元を散歩したりしました。おばあちゃんの家を往復するだけで何千歩にもなるので、いつもよりたくさんおばあちゃんに会いに行くこともできました。私自身としてはあまり満足がいくように歩けなかったので、来年も参加して来年こそは毎日1万歩超える勢いで歩きたいです。(群馬県 高校1年生)


学校への登下校だけで目標を超えることができましたが、いつも部活の荷物だけで重たいと感じていました。しかし、途上国の少女たちが毎日水を汲んで歩いていると思うと、どれだけ大変か深く考えさせられました。平和な国に生まれて不自由のない生活ができて、私は本当に恵まれているなと実感しました。この経験をたくさんの人と共有して、少女たちが少しずつでも生活しやすい環境になればいいなと思います。(埼玉県 中学3年生)


このキャンペーンを機に交通機関を使うより歩いて移動することが多くなりました。私の父はアフリカ人で、アフリカでは毎日往復6kmも歩いてトイレに行ったり、水を汲みに行ったりしている人がたくさんいることをよく聞いていたので、実際に自分で歩いてみて日本がどれだけ便利な国かをあらためて実感しました。今の日本人は便利なことに頼りがちだけど、歩いてみると新しい発見があったり、世の中を知ったりすることができるので、歩くことの楽しさや大変さ、そしてアフリカの現状をいろいろな人に伝えていけたらいいなと思います。(東京都 中学3年生)


ジュニア・アンバサダーになって歩くことについてあらためて考える良い機会になりました。途上国の少女たちは生きるために必要な目的のために歩いていて、「歩く」という概念自体が根本的に人それぞれ違うんだと感じました。私にとって「歩く」ことは「楽しい」ことだけど、人によって「歩く」ことは「苦しい」ことかもしれません。私は、「歩きたい」けれど、人によっては「歩かなきゃいけない」かもしれません。でも、私たちはみんな歩いています。だから、互いのことを思い出して歩くことが、「歩く」ということにさらに意味を与えるんだなと思いました。(東京都 高校2年生)


高校の春休みの期間は一日9,000歩を目標として歩いていましたが、大学生になってからはなかなか目標歩数を歩くことができませんでした。後半は歩数の報告をマメにできなかったことが反省点です。運動などをしていればあっという間に8,000歩を達成できますが、意識して生活しないと引きこもりがちで、普段いかに運動していないのかを思い知らされました。生活用の水のために毎日この距離を歩く女の子が世界中に多くいることを思うと、自分が恥ずかしい限りです。来年以降参加するガールスカウトも自分なりに目標を設定して、活動に参加してほしいです。千里の道も8,000歩から!(青森県 高校3年生)


シニア(中学生)のころから少し興味があったので今回参加しました。高校生になり、学校が遠いのでその分歩数を稼いで、途上国で厳しい状況にいる女性のためになればと思いました。学校の最寄り駅から学校までは距離があり、ほとんどの子が自転車で通学しています。でも、私は一歩でも稼ごうと歩くことにしました。キャンペーンが終わっても自転車を使わずに途上国の女性たちの気持ちを思いながら歩き続けようと思います。私は毎日約20,000歩を歩きました。それだけでも結構辛かったですが、これに加えて重い水を頭に乗せながら歩いている女性のことを思うと、世界には私たちの知らないことがまだまだたくさんあるのだと気づかされました。その人たちの役に立てることなら少しでもやりたいと思いますがなかなか行動できなかったので、最初はこのキャンペーンを通して彼女たちのことを知ろうと思いました。(愛知県 中学3年生)


私はWalk in Her Shoesに参加することで得られるものがありました。一日に8,000歩を目標にしましたが、それさえ達成できない日もありました。自転車などでの移動ができるようになってからは歩数が減ってしまいました。しかし、実際に毎日遠いところまで水を汲みに行く少女たちは、私たちが歩いている何倍も歩いています。自転車や車も使っていないと思います。少女たちが学校へも通わず、生きるために、家族のために毎日水を汲んでいます。そう考えると、自分たちの暮らしがいかに便利で平和なのかにあらためて気づかされました。このキャンペーンに参加することで少しでも彼女たちの助けになれたらうれしいです。
(青森県 高校2年生)


自分が実際に歩き歩数を測ってみて、なんだかんだ毎日歩いていると思っていましたが、思っていたよりも普段あまり歩いていないことに気づかされました。6kmという距離は私が学校に通う距離と同じです。この長い距離を毎日、水を汲むためだけに歩いているのだと考えると、ただ話で聞いたり、数字で見たりするよりも驚きが大きかったです。これに使われる体力と時間を私たちのように使えるようになると生活も変わり、自己実現もできるようになるのではないかと思いました。私はこのキャンペーンに参加し、世界に目を向ける機会がもてて良かったと思います。(兵庫県 高校1年生)


自分が思ったより日常生活で歩いてなかったことが分かりました。途上国の少女たちは、自分より小さい子でも毎日こんなに歩いていて、しかも水や物など重いものを運び、さらに歩きにくい道を歩いているのだと知りました。自分の歩いた歩数が国際協力になることは良かったです。キャンペーンが終わってしまっても、意識してたくさん歩きたいと思います。そして、いろいろな人にこのことを伝えていきたいです。(東京都 中学3年生)


私はこのキャンペーンに参加して、途上国の女性や子どもが毎日どれだけ多くの時間をかけ歩いているのか知りました。この経験を他のガールスカウトに伝えたくて集会を開き、みんなで途上国の現状を勉強しました。この活動を通して水問題を深く知ることができ、途上国に協力できたことが良かったと思いました。(東京都 高校1年生)


なかなか8,000歩を達成することができず大変でしたが、普段より水について深く考えることができました。私は期間中イベントを企画しました。準備する時間が少なく一般の参加者はいませんでしたが、ガールスカウトたちに体験してもらえたことや、新聞を通じて多くの人に水の大切さについて考えてもらえたことは、とても達成感がありました。また来年もジュニア・アンバサダーとして、多くの人にこの活動を伝えていきたいと思います。(広島県 中学3年生)


学校が少し駅から遠いので6,000歩は軽く超えるのですが、8,000歩を超えるのは難しかったです。でも、遠い国の人たちは「もっと歩いてるんだ…」って思うと頑張れました!(滋賀県 中学3年生)


いろいろなことを学びながら歩けたことと、イベントでは民族衣装や伝統の楽器などの体験ができて良かったです。また、東京の街を歩くことはなかなかないことだったので、歩けて良かったです。(群馬県 高校1年生)


2回目の参加でしたが、去年の反省を生かして今年はまず団にこの活動を広めるための機会を作ってもらうことができました。キャンペーンは終わってしまいましたが、今年一年かけてまずは身近なところからしっかりと活動を広げるために、もっともっと頑張ろうと思います。(奈良県 高校3年生)


はじめは普通に生活すれば8,000歩はいくだろうと考えていました。だけど、それでは全然足りなくて学校の後に1時間歩いたりしました。日常生活だけで8,000歩は難しかったのに、水を手に入れるためだけに8,000歩を歩かないといけないということがいかに大変で、自分が恵まれているのかが分かりました。(千葉県 高校1年生)


私は2回目の参加でした。今回もこのキャンペーンに参加したのは、ただお金を集めるのではなく、途上国に住む少女たちの生活の一部を体験しながら寄付をするというとても素晴らしいキャンペーンだからです。今年も参加できて本当に良かったです。ありがとうございました。(兵庫県 高校2年生)


ジュニア・アンバサダーに参加してみて、普段自分がどのくらい歩いているのか数えたこともなく、一日に8,000歩を歩くことがどれほど大変なことなのか実感することができました。5月に地元で歩け歩け運動という市の行事がありました。良い機会だと思いジュニア・アンバサダーのTシャツを着て参加しました。この日は8,000歩を歩くことができました。行事に参加することで少しでもこの活動を広めることができたのではないかと思います。約3カ月間、一日にどれくらい歩くことができたのか、家に帰ったあと歩数計を見るのがとても楽しみでした。6月に入り、ジュニア・アンバサダーは終わってしまいましたが、これからも毎日歩数計を持って、今日はどれくらい歩いたか?を見ることは継続します。(愛知県 高校1年生)


このプログラムは、何不自由ない生活を送っている私たちに、日常生活のなかで途上国の女の子たちの過酷な現状及び、水問題について考える良い機会となりました。さらに、このプログラムに基づいて団全体の集会を企画して、レンジャーとして成長することもできたと思います。今後さらに、目まぐるしく変わる世界に目を向けて、正しく情報を分析し、弱い立場に置かれた人々の支えになりたいと思います。3カ月間、本当にありがとうございました。(東京都 高校1年生)


私は今回2回目の参加でした。大学生になり、環境も変わってもバスを使わずに歩こうと思うようになりました。毎日1万歩以上になり一日だけでもすぐに疲れてしまうのに、途上国の少女たちは毎日8,000歩以上歩き、そしてバケツの水など重い物を持って歩いているのは大変辛いとあらためて感じました。キャンペーンは終わりましたが、今回思ったことなどたくさんの人に伝えていきたいです!(東京都 高校3年生)


一日の目標8,000歩は思っていたよりも難しかったです。平坦な道でさえ距離も時間もかかるので、舗装もされていない道を毎日歩き続けるのは非常に過酷なものなのだと実感しました。そういう少女たちがいることを考えながら、また歩いてみようと思いました。
(埼玉県 高校2年生)


はじめは8,000歩ってどのくらい歩くのか分かっていませんでした。いざ歩いてみると思っていた以上に長く、普通に一日を過ごしただけではとても到達することができませんでした。普段は自転車で通っていた学校へも歩いて行ったり、エスカレーターではなく、階段を使ったりなどして8,000歩に届くように頑張りました。しかし、日によっては一日中家で過ごしていた時もあり、そのときは1,000歩も歩きませんでした。私はこの活動をするまで、同い年くらいの子たちが毎日こんなに長い距離を歩いていることを知りませんでした。この活動を通して途上国の子どもたちの現状について学べました。今回は8,000歩を歩けない日が多かったのでまだまだ彼女たちへの気持ちが少なかったのだと思います。もし、次回もチャンスがあるなら今回歩けなかった分も歩きたいと思いました。(山梨県 中学3年生)

TOPへ戻る