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2019年10月16日私の未来を考える ~AI時代に必要なSTEMとは?~ 国際ガールズ・デー特別イベントを開催


国際ガールズ・デーの様子

10月11日(金)国際ガールズ・デーは、2011年に国連で採択され、世界の少女たちが幸せな人生を送ることができるように、彼女たち自身が力をつけ、直面する課題を解決するための行動の必要性を認識する日です。

STEM分野での女性の活躍はまだ少ない現在の日本において、テクノロジーが発達し、AIがもっと生活に関わるようになるだろうこれからの社会で、女の子たちがやりたいことに挑戦し、自己実現できるように力を付けることが必要です。

 

そこで今年の国際ガールズ・デー特別イベントでは、10代の女子中学生・女子高校生を対象に、“自分たちの生活や仕事にAIがどのように関わってくるのか? どんな知識が必要なのか?”についての体験型ワークショップをおこない、理数系分野の役割と魅力を伝えました。

今回は技術系女性を増やすために活動されている「Girls in Tech Japan」の皆様に講義とワークショップをご提供いただきました。また協賛として昨年に引き続き、マイクロン・ジャパン様にご協力いただきました。

国際ガールズ・デーの様子

AI時代に私たちは何ができる?

国際ガールズ・デーイベントの様子

今回、23人の中学生・高校生が参加。AIについて講義を受けました。AIの奥深い世界を学ぶには時間が少し短かったかもしれませんが、今のところAIは人間を超えられない(発想の飛躍ができない)ことや、人間がこれから必要なことは複雑な問題解決力、クリティカルシンキング、想像力などであることを学びました。また一つのSTEM分野を重点的に学ぶのではなく、さまざまな分野を学び相乗効果を得ることで、新しい考えや技術を生み出すことが大切であることも、講師のお話から学びました。

グループワーク「AI時代の未来の学校を表現する」

次にいくつかのグループに分かれて、数十年後にAIが普及した未来の中学校はどのようになっているかを話し合い、絵に書いたり寸劇で表現したりするなど、自由に発表しました。
「年齢の制限がなく、学びたいと思った人がいつでも学べる」「教科書とオンライン授業の両方のよいところを活用」「VRを使う」「1日のうち午前中はテーマを深めるために個人で調べ、午後はみんなでディスカッションするような授業」「学校には芝生やベンチがあって人々が自由に集まれる」など、さまざまなアイデアが発表されました。

国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント

交流会「STEMを学ぶ先輩に、相談してみよう」

最後に、STEM分野で活躍する6人の大学生~若手社会人の先輩(女性)に勉強、大学、仕事のことなど、直接話を聞ける交流会を持ちました。(先輩たちの主な分野:医学、生命科学、宇宙工学、システムエンジニア、半導体メモリ設計ソフト開発、テクノロジー系スタートアップ企業広報)

国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント
国際ガールズ・デーイベント

参加しての感想

「アドバイスをもらえて、すごく迷っていたことに答えが見つかった。」
「将来就きたい仕事などは決まっていないが、先輩のお話を聞いて自分がやりたいことを見つける材料になった。」
「文系の人でも、理系の仕事をできるということがわかった。」
「さまざまな経験をして、やりたいことをやると言う姿勢が印象深かった。」

 

国際ガールズ・デーイベント

おわりに

マイクロン・ジャパンの堤美帆氏から少女たちへのこれからに期待するエールのお言葉をいただきました。


イベントを通して感じたのは、これからはAIにはできない力を身につけることが重要で、それは人と人との関係性やコミュニケーションから生まれてくる。つまり、女性が重要な役割を果たす時代になるのではないかということです。
中高生たちが考えた「未来の中学校」の姿には、新たなテクノロジー技術が必要だったり、人が憩う場所が必要だったり、多様な人々が参加できる仕組み作りが必要だったりと、さまざまな分野が複合的に関わっていました。

国際ガールズ・デーイベント

それらを実現するのは誰か?と考えたとき、彼女たちには「誰かが実現させてくれるだろう」と受け身で待つのではなく、自ら学び、行動することで実現させていってほしいと思います。
今回参加した少女たちにはぜひ、理数系・文系にこだわらず、さまざまな分野の興味のあることを深く学び取り組んで、新しいイノベーションを生み出してもらいたいと思います。
これからの彼女たちの活躍がとても楽しみです。

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