2025年11月1日から2026年3月31日までに活動報告のあった、2026年度CAC100アワードの「プロジェクト」12件について、書類およびプレゼンテーションにて審査の結果、以下のとおり受賞チームが決定しました。10月11日(日)ガールズメッセ2026にて受賞チームの活動報告と表彰をおこないました。各チームの活動内容をご覧ください。
コミュニティアクション賞 2グループ
Be Prepared 〜長野市を訪れる外国人観光客のために〜(長野県)
チームメンバー:高校生、大学生

- ビジョン
地震災害に対する正しい知識を持つことで観光先においても命を守る行動がとれると共に、地域に住む全員が手を取り合える社会の実現。 - 活動を始めたきっかけ
観光先で言語の壁があっても、外国人観光客が非常時に命を守れるようにする。
- 活動内容
- 外国人観光客の地震に対する認知度調査
- 留学生に地震体験を聞き、非難訓練の実情を知る
- 得られた情報を基に防災パンフレット制作
- 外国人観光客が手に取り易い場所へ防災パンフレット設置
- QRコードから読み込むショート動画の制作

- 活動の成果
設置施設から評価を受けプロジェクトの有用性を実感。
設置したパンフレットは短期間で目標数がなくなり、需要の高さが明らかとなった。
日本のお守りを意識したパンフレットは携帯しやすい形状で、平時から防災意識を喚起する効果がある。
英語でのコミュニケーションへの挑戦は伝わる喜びと達成感を得た。
相手の立場に立つことやユニバーサルデザインの大切さを学び、共助や共感の気持ちが育まれ自分らしい行動の形を発見。
行政や施設と連携し地域社会に働きかけることで、主体性とリーダーシップを養えた。
地域新聞、FM放送の取材の取材があり、活動について広められた。 - 今後の展望
観光客だけでなく長野に住む外国人や子ども向けの事業企画、ワールドフェスタへの参加で行政と連携しながら活動の輪を広げる。


ガールスカウトがつなぐ畑の恵み・幸せの輪(宮崎県)
チームメンバー:小・中・高校生、成人

- ビジョン
私たちの手で耕した畑から、地域を愛し世界とつながる笑顔を広げる。 - 活動を始めたきっかけ
耕作放棄地での有機栽培に取り組む中で、温暖化問題や社会貢献のあり方に興味が増した。 - 活動内容
- 地球温暖化への適応を専門家から学び、栽培しやすい野菜栽培に取り組むことで、フードバンクへの寄付を継続した。
- 地域ぐるみのオーガニック推進に参画し、イベントでの発表・販売により有機農業の魅力を発信した。
- 国際交流の機会を通して、販売益金を活用した海外の少女や女性への支援をおこなった。
- 活動の成果
有機農業の難しさや農家の苦労、食への感謝を実感。有機農業実践者として認知され、農業者との出会いや対面販売を通じた住民との交流で活動のやりがいを感じた。
海外の少女や女性たちの課題への理解も深まり、寄付先をルワンダの教育支援団体へ決定し、現地でのガールスカウト発団にも寄与している。 - 今後の展望
オーガニックビレッジ宣言をおこなった高鍋町と連携し、私たち若者が有機農業の挑戦と発信の担い手となる。
餃子文化を生かした有機ニンニクや綿花の栽培、オーガニックコットンの活用を通じ、食育や地域おこしに貢献する。
環境や生き物に配慮した価値を地域から世界へ届け、持続可能な未来と幸せの輪を広げる。



チャレンジ賞 3グループ
カイロでクリーンウォータープロジェクト2025(愛知県)
チームメンバー:中学生、成人

- ビジョン
「使い捨てカイロだけでなくリサイクルできるカイロの使用が増え、だれもが地球環境に配慮しながら寒い冬を乗り越えられる社会。 - 活動を始めたきっかけ
水環境について学んだ際、使用済みカイロが水質浄化に役立つことを知り、回収活動を開始。その過程で回収だけでよいのか、捨てない工夫も必要だと気づき、環境への関心を広げる活動へ発展させた。 - 活動内容
- 学校や地域の施設にカイロ回収箱を設置
- 使用済みカイロの回収・工場搬入
- 分別方法やリサイクルに関するアンケート・啓発活動
- エコカイロや再利用方法の紹介・周知。
- 活動の成果
- 使用済みカイロ回収目標450kg⇒結果323kg⇒リサイクル工場に搬入
- エコカイロの使用方法、使用済カイロの活用法など啓発⇒338名に実施
- 豊田市長・副市長へ活動報告⇒市の環境循環型推進課との連携につながる
- 今後の展望
行政や地域との連携を深め、回収場所の拡大や環境啓発を進めるとともに、少女たちが主体的に社会へ働きかける活動として継続・発展させたい。



学生団体ミラコエ内部の組織改善(大阪府)
チームメンバー:高校生

- ビジョン
幹部には言いにくい、メンバーの組織の方針にする違和感を個別で話すヒアリングやアンケートを通して把握し組織を変えることで、メンバーに自分の努力が組織に繋がっている意義あるものだと実感してもらう。 - 活動を始めたきっかけ
中学生の頃ボランティア団体でリーダーとの関係性から自分の持つ違和感を伝えられず、頑張っても報われないと思ってしまった幹部が、活動を辞めて無気力になった。同じ理念を共有して入っている限り、活動に対する思いは似通っているのに、十分な話し合いや不満を伝えることができない様子をみて歯がゆく思った。 - 活動内容
- 半年間に及ぶメンバー40人との個別面談(一人1時間程度)
- 幹部会議での方針提案
- 活動の成果
- 組織内でのヒアリング認知度が11月と3月を比べて50%から90%になった。
- 参加者にとっても「自分の組織について再認識できた」「丁寧に話を聞いてくれたことで思 考が整理された感覚があった」など自分の活動や組織について振り返るきっかけになった。
- 今後の展望
今まで自分の感覚に頼っておこなってきた組織改善の取り組みを、他の人でも真似しやすいよう に理論的根拠を持って制度として落とし込みたい。

女子校で学びたい!公立高校共学化推進の中で多様性を問うアドボカシー活動(埼玉県)
チームメンバー:中学生、高校生

- ビジョン
異性と関わりが少ない男女別学校で過ごしたいと思う中高生が、今まで通り男女別学校に通えるようにする。 - 活動を始めたきっかけ
ジェンダー平等(GE)集会で「埼玉県が進める公立高校の男女共学化により女子校という教育環境が失われることで、本来なら伸ばせる力が伸ばせなくなる可能性がある」という問題を見いだし取り組むことにした。
- 活動内容
- 県教育委員会主催「埼玉県立高校の共学化に関する意見交換会」に参加。
- 公立中学校、私立・公立高校、身近な人を対象に共学化に対するアンケートを実施。回答数562件
- 県教育委員会と県男女共同参画苦情処理委員会に意見書を提出。

アンケート協力依頼
- 活動の成果
寄せられたアンケート結果とメンバーの考えを、意見書にまとめ意見交換をしたことで、県教育委員会と私たちの間に「ジェンダー平等」について認識のズレがあることがわかった。
私たちは〝性別に関係なくいろいろな機会が選択出来る自由がある″というということを「ジェンダー平等」と考えているが、県教育委員会は「男女が同じことをする機会が得られる」ということを「ジェンダー平等」と考えていて、県教育委員会が「男女という枠」を抜け切れていないことに気づいてもらえた。 - 今後の展望
県教育委員会の今後の方針や説明がどう変化したのかを調べたりそれを分かりやすくまとめたりして同世代に共有する活動に挑戦したい。










