ほしい未来をつくろう。「Free Being Me 大好きなわたし」

わたしたちの活動#フリービーイングミー,#自己肯定感,SDG5,ジェンダー平等の実現,高校生の声

「ほしい未来をつくろう。」をテーマに開催された、ユニリーバ高校生インターンシップ「Day1 じぶんを知る」の中で、ガールスカウトは「Free Bring Me 大好きなわたし」プログラムを実施しました。

1.ルール作り

まず、参加者が安心安全に進められるように、みんなでルールの確認をし、スタートです!

2.写真から考える

「自分の写真の加工をしたことがありますか?」の質問にほぼ全員の高校生が「したことがある」と回答。

写真を加工するメリット・デメリットを聞いてみると、

「理想に近づける・自信が持てる」などの意見があった反面、「本来の自分が分からなくなってくる、加工と現実のギャップに悲しくなる」などもあげられました。

人それぞれ持つ「理想」は、何から作られているのでしょうか。この日、一人ひとりが「理想とは」を考えるきっかけになった時間でした。

3.「美しい」のイメージを絵にしてみよう

それぞれ、「プリンセスのイラスト」を描きます。

顔が小さく、整ったつやつやの髪、高い鼻、ぱっちり二重の目と長いまつ毛、くびれがあるスマートな身体、細くて長い脚・・・などたくさんのイメージが描き出されました。プリンセスと聞いてイラストを描くときに思い浮かんだのは、ディズニープリンセスやバービーだったそうです。
「この特徴を持っている人は実在するのか。」の問いかけには、「いないと思う。」が大多数。「プリンセスのイメージ」は、メディアなどの影響を小さいころから受けていることがわかりました。

プリンセスのイメージを描いて共有し、意見を言う時間では、
「これはステレオタイプだと思った。私が思うプリンセスは『自分に自信を持っている人』」
「身体的特徴はこうだけれど、精神的に自分自身で苦境を乗り越えようとする人がプリンセスだと思う」という意見を言ってくれた参加者もいました。

時代とともに、プリンセスの描かれ方も変わってきています。しかし、プリンセスと聞いて、共通した理想のプリンセス像があり、「理想の美しさ」に影響される場合もあるという現状を改めて認識しました。

4.わたしのロールモデル

「憧れる人、尊敬できる人はどんな人?」「こんな人になりたいと思える人はどんな人?」という問いに対し、それぞれ考えを、ブレイクアウトルームでシェアをしました。意見を言った人に対し、参加者はポジティブなリアクションを心がけます。メインルームに戻り、全体でチャットに書いたり意見を発表したりして、それぞれのロールモデルを聞きました。みんなの意見を受けて、新たな気付きを持った人もいました。この時間では、他者と話してみることで、人が憧れる人や尊敬できる人は、容姿だけでなく、内面(その人自身の魅力)にあることに気付きました。なかなか考えることのないテーマですが、確かに、美しさだけで憧れるということは少ないですね。見た目磨きだけでなく、自分磨きの大切さを確認できました。

「自分の好きなところ」を声に出そう!

自分の好きなところと言われて、困った顔をする人もいましたが、いわゆる長所ではなく、自分が好きだと思うポイントでよいことを伝え、自分を見つめる時間を持ちました。その後、自分の好きなところをブレイクアウトルームで共有しました。

始めは不安そうな顔で、ブレイクアウトルームをスタートしましたが、勇気を出して話してみると、みんなうなずいて聞いてくれます。そんな時間を経て終わったときの顔は、少しにこやかに見えました。

メインルームでは、全体で発表することや、認めてもらったことをどう感じたかを共有しました。
「自分のことを話すのは、恥ずかしかったけど、認めてもらえたことは、とても嬉しかったし、自分のことをもう少し認めてもいいなと思えた。」という人もいました。
また反対に、奥深く考えた人は、「自分に自信があったけど、もっと頑張っていかなければと思った」という人もいました。

それは、自分をよく見つめることが出来たからでしょう。一人ひとりの気付きが素晴らしいと思いました。

5.ふりかえり

最後に、プログラムに参加して、気付いたことや思うことを共有しました。

  • 「人それぞれに良さがあるんだと改めて感じた。」
  • 「生まれ持った自分、ありのまま、そのままの自分を愛そうと思いました。」
  • 「意見を共有できてよかった。認め合うことって大切だなと思った。 」
  • 「他者の素敵なところを認めつつ、それと同時に自分のすてきなところも認めることはとても大切だと思いました。」

などたくさんの声を聞くことができました。「Free Being Me 大好きなわたし」のアクティビティを通して、自分のことを認める大切さ、他者のことも認める大切さ、そのままの自分で前向きに歩もうという意欲的な意見がたくさん出て、またそれをそれぞれが認め合うような雰囲気で終わりました。
プログラムスタート時の表情と、ふりかえりが終わったときの表情はとても違っていて、とてもいい表情に! 今回参加した高校生たちがこれからの人生を、ポジティブに歩んでいってほしいと思います。
オンラインで、初めて出会った高校生たちが短時間でこれほど響きあうプログラム「Free Being Me 大好きなわたし」。高校生に限らず、いろいろな年代の方に体験してもらい、自分を認めながら人生を歩んでいけるようになってほしいと思います。

「Free Being Me 大好きなわたし」は、学校や企業研修でも実施が可能です。ご希望の場合は、お問い合わせください。

» お問い合わせ

ユニリーバ高校生インターンシップ

開催日:2023年8月24日(木)・8月25日(金)の二日間 
ガールスカウトは、1日目のFree Being Me大好きなわたしのワークショップを担当しました。

・ ダヴ協働プログラムFree Being Me