高校生が制作した「ロープの結び方」動画を公開

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2024年の高校生年代向けキャンプ事業「ガールズチャレンジキャンプ 2024年度レンジャー*全国キャンプ」は、戸隠ガールスカウトセンターで開催されました。

戸隠の魅力を伝える「戸隠アンバサダーになろう!」というテーマのもと、さまざまなプログラムを実施しました。

*レンジャーはガールスカウトの高校生年代の部門です。


戸隠ガールスカウトセンターの成り立ち

ガールスカウトには長野県戸隠に専用のキャンプ場「戸隠ガールスカウトセンター」があります。

1960年(昭和35年)、ガールスカウトが安心してキャンプができるようにと長野県戸隠村の地に敷地面積約5万㎡の「戸隠キャンプセンター」が建設されました。その後、2000年には「戸隠ガールスカウトセンター」として生まれ変わり、現在は全国のガールスカウトがキャンプなどの野外活動や研修等で利用しています。

» 戸隠ではぐくまれる、ガールスカウトの野外教育

キャンププログラムの中で、レンジャースカウトたちは「戸隠ガールスカウトセンター」を利用するうえで活用できる動画を制作しました。

その中から、日常生活にも活用できるロープ結び(ロープワーク)の動画をガールスカウト公式YouTubeチャンネルで公開しました。

ロープ結びは、生活や救護の場面において役立つ技術のひとつであり、ガールスカウトが学び、身につける機会を多く設けています。

戸隠ガールスカウトセンターでは、テーブルや食器置き場などの家具を竹と麻ひもを使って作られます。ロープの結びを活用することで丈夫な道具を自らの手でつくりあげることができます。

» ガールスカウトがロープワークを習う理由

ガールズチャレンジキャンプ2024レポート

動画を作った高校生たちが参加したキャンプ事業は、2024年8月、戸隠の豊かな自然を舞台に、全国から98人の高校生ガールスカウトが集結し開催されました。北海道から沖縄まで、初めて会う仲間との4泊5日の共同生活です。初日から、アドベンチャーへの期待と少しの緊張が入り混じる中、スタートしました。

食と発見の戸隠Days! 深まる絆と魅力の探求

2日目、朝はおにぎらず、昼は戸隠ビュッフェと地元食材を堪能し、夜には飯ごうで作るアツアツの餅ラザニアに舌鼓。 お餅とチーズがとろけて、みんな大満足でした。

この日は「戸隠アンバサダーになろう!」というテーマのもと、戸隠の魅力を知り尽くす「Discoverの日」。
戸隠ガールスカウトセンター内を見て回り、その歴史や隠れた魅力を深く学びました。初めて知る戸隠の姿に、みんなの目はキラキラ輝いていました。


仲間と創る! 戸隠の魅力発信プロジェクト

キャンプ3日目は、テント生活での協力体制が試される日。食事の準備から片付け、環境に優しい生ごみの堆肥化まで、みんなで協力しながらテキパキとこなしました。
午後は、2日目に発見した戸隠の魅力をどう伝えるか、アイデアを出し合うプロジェクトに挑戦! 写真を撮ったり、動画を制作したり、熱心に話し合いながらクリエイティブな時間を過ごしました。このときに制作された動画の一部が、前章で紹介した「ロープの結び方」の動画です。


夜のキャンプファイアーでは、この日のために作ったオリジナルの歌を熱唱! 大いに盛り上がりました。

伝え合うことで広がる世界

4日目は、戸隠で知って感じたこと、そしてこれからの未来を想像しながら、伝えたいことを整理する時間でした。どうすればみんなに魅力が伝わるのか、仲間と意見を出し合い、自分の言葉で表現する練習をしました。
他のメンバーの話に耳を傾けることで、新たな戸隠の魅力にも気づけたようです。


「来たときよりも美しく」 名残惜しいお別れ

最終日は、共同生活で使ったテントや道具を「来たときよりも美しく」を合言葉に、心を込めて片付けました。みんなで協力すればあっという間! 物の扱い方を見直すことで、長く大切に使えることも学びました。清々しい青空の下、テントサイトを元の状態に戻し、名残惜しそうに戸隠ガールスカウトセンターを後にしました。
全国にかけがえのない仲間ができた5日間。このキャンプでの経験が、彼女たちの人生の大きな財産となることを願っています。


2025年度も、全国キャンプは防災をテーマに戸隠ガールスカウトセンターで開催予定です。
» プレスリリース|2025年夏、長野県戸隠に全国のガールスカウトが集結!実践的防災力を養う「防災スペシャルマイスター ~レンジャーにまかせて!~」開催