高校生がスポーツボランティアを体験
2026年冬季オリンピック・パラリンピックがイタリア ミラノ・コルティナで開催されたばかりで、ちょうど、ウィンタースポーツへの関心が高まっている昨今ですが、わたしたちガールスカウトもウィンタースポーツへ貢献できる機会をいただくことができました。
日本連盟の会員管理にSalesforceを使用していることから、スポンサーをされているアイスホッケーチーム「横浜グリッツ」とつながりができました。最初はゲームに招待していただくところからスタートし、2月には、レンジャー部門(高校生年代)のガールスカウト(以下、レンジャースカウト)へスポーツボランティアの場を提供してくださることになりました。
試合概要
- 横浜グリッツ 対 レッドイーグルス北海道
- 日時:2026年2月15日(日)14 :00
- 会場:東京辰巳アイスアリーナ
横浜グリッツってどんなチーム
横浜を拠点としたアイスホッケーチームで、アジアリーグに所属しています。
特定の会社の社会人チームではなく、「競技活動と仕事の両立」というデュアルキャリアを形成することで、会社に依存しないチームとして独立して運営されています。
選手の皆さんが働く企業は、選手を雇用することで横浜グリッツを支援しています。こういった「デュアル・プロ育成モデル(DPM)」の確立は、スポーツ選手として活躍を夢見る子どもたちへの新しいロールモデルとなっています。
運営は多くのボランティアスタッフの皆さんに支えられており、今回、レンジャースカウトたちはその一端を担わせていただきました。

スポーツボランティアを体験した高校生たちの声
実際に体験したガールスカウトたちの5人の声をご紹介します。

応募したきっかけはミラノ・コルティナ オリンピックの壮行会
レンジャースカウト3年 Aさん(千葉県)
応募したきっかけはミラノ・コルティナオリンピックの壮行会に参加して選手を応援したいという気持ちが芽生えたときにアイスホッケーのボランティアをできる機会があると聞いてぜひスポーツ選手を支えたいと思ったことです。観戦するお客さんを整列させたり、席に案内したりするなどコミュニケーションを取ることは少し勇気がいるけど、日々努力してきた選手の方々を見てほしいという気持ちで頑張ることができました。お客さんや選手、関係者の方々に感謝してもらえた時は頼りにされる喜びを感じました。また、スポーツの大会はこうやってできているんだなと学びにもなったので参加できてよかったです。ありがとうございました。

自分が挑戦したことのないこと、関わったことのない世界を経験したい
レンジャースカウト3年 Bさん(千葉県)
スポーツボランティアに参加しようと思った動機は、レンジャーとして、ガールスカウトとしての活動が残り少ない中で、自分が挑戦したことのないこと、関わったことのない世界について知り、経験したいと思ったからです。また、スポーツの試合において、どんな人がどんな思いで選手やお客さんを支えているのかが気になったからです。
実際のボランティアでは、私は、入場待ちのお客さんに待機場所を教えたり、客席案内、商品の売り込み、試合終了後の会場の片付けをおこなったりしました。外国のお客さんに英語で対応することもできました。
お客さんから聞かれた質問に答えられたとき、答えて感謝していただいたときは、やりがいと嬉しさを感じました。座席案内では、会場のことを知らない状態でのスタートだったので、最初はわかりやすく伝えることに苦戦しました。ですが、お客さんと一緒に席を探したりしていくうちに上手く案内することができたと思います。
合間合間でアイスホッケーの試合を見ることもでき、選手とお客さんの熱気を感じることもできました。
試合終了後の片付けでは、落とし物がないかの確認がメインなのにもかかわらず、客席にゴミやお菓子の食べかすなどが思ったより落ちていて驚きました。またそれを試合終了後にボランティアやスタッフが一つ一つ拾って分別をしなければならないことを知りました。お客さん一人ひとりが意識してゴミ箱に捨てるなり、正しく処理してくれればボランティアやスタッフの負担が減ると思ったし、会場もきれいに保たれるのになと思いました。
今回のボランティアを通して、スポーツの試合は選手だけでなく、多くのスタッフやボランティアの支えによって成り立っていることを改めて感じました。実際に支える側として関わったことで、人に尽くすことの大切さや責任感を学ぶことができました。また、自分から積極的に行動することで人の役に立てる喜びも感じました。今回の経験をこれからのスカウト活動や日常生活にも生かし、もっと周りを支えられる存在になりたいと思いました。

一人ひとりの小さな働きが大きなこと動かす
レンジャースカウト1年生 Cさん(東京都)
今までアイスホッケーに触れる機会がなく、スポーツの試合のスタッフもやったことがなかったからこそ、今までの活動とは異なるタイプのこのボランティアに挑戦し、新たな経験を積みたいと思い応募しました。
このボランティアから、スポーツの楽しさだけでなく、試合を実行する上で重要な事を学ぶことができました。試合は選手たちはもちろんのこと、スケジュールや場所の決定などの運営をする方、応援をするチアの方、ボランティアの方など多くの要素があってやっと成り立っているのだと実感し、一人ひとりの小さな働きが大きなこと動かす上で重要になるという事を改めて理解しました。お昼休憩の30分以外は、開演前のお客さんの整列、開演後の席や売店の案内、終了後の誘導と横断幕や忘れ物などの後片付けをおこないました。また、誘導や片付けは学校の行事でもよくおこないますが、3600席もあるアリーナの規模になると単純なことでも時間がかかり、手伝えることがあったらやる、ではなく、自分で積極的にできる事を探し、素早く丁寧に物事を進めることが大事だと気付きました。全体を通して、ボランティアへの関心・意欲が向上し、これからも人に役立つ事を心がけていきたいと思いました。

「横浜GRITS」のグリッツという言葉は「やり抜く力」
レンジャースカウト1年生 Dさん(東京都)
ボランティアに応募した動機としては、私は中学校に入学してから、学校説明会などのお手伝いとして小学生親子への対応をしたり、会場の準備などをしたりしています。今回の募集のチラシにはチラシ配布、グッズ販売のお手伝いをしよう! と書いてあったので、普段の活動で培った私の能力を活かせると思い応募しました。またアイスホッケーの試合を見たことがあったのはテレビ上でのみだったので、実際にリンクで試合の迫力を感じてみたいなと思ったからです。
ボランティアに入るとはじめに、ゼネラルマネージャーの御子柴さんよりアイスホッケーチーム「横浜GRITS」についての説明を受けました。チーム名のグリッツという言葉にはやり抜く力という意味があり、選手の皆さんは全員、競技と仕事を両立されていることを教えていただきました。お話を通してアイスホッケーやチームに対する強い情熱が私にも伝わり気持ちが引き締まり、ボランティアの私も今日の仕事を「やり抜こう」と心に決めました。実際のボランティアで、入り口の担当でパンフレットをお客様にお渡しする仕事をしました。特に心掛けたことは、お話しするときに目を合わせられる姿勢を取ることと、笑顔でハキハキとご案内することです。退場の際の誘導お客様の方も私と目を合わせてくださったときや、お客様がありがとうと私に言ってくださったときにはとても温かい気持ちになりました。休憩時間中は、アイスホッケーの試合を観戦することができました。初めての生の試合では、私も手を叩きながら「ゴーグリッツゴー!」と応援し、選手たちの背中を声で押す事ができました。また、選手同士がものすごい勢いでぶつかりあっていることを実際に音で知り、その場でしか分からないことをたくさん知ることができました。その後もいろいろなお客様の対応をしましたが、私も試合中の選手と同じように、「やり抜く」ことができました。

今回のボランティアでは、戦い抜く選手たちの空気の一部として全力でお手伝いに取り組むことができました。通常の活動では、小学生と母親世代という限られた方としか接する機会がないですが、今回のような外部の活動に参加することで自分の視野をもっと広げていけるのだと身をもって感じました。
一緒にボランティアをした方々も私たちに優しく丁寧にお仕事を教えてくださったり、笑顔で対応されたりしていて、こういうところから素敵な現場が作られているのだと思いました。ボランティアの機会をいただき、ありがとうございました。
たくさんの姉妹と会って学びあい成長できることがガールスカウトを続けている一番の理由
レンジャースカウト1年 Kさん(群馬県)
私がスポーツボランティアにチャレンジしようと思ったのは、ボランティアの経験が少なくスポーツボランティアというものすら知らなかったので、面白そう!やってみたい!と思ったからです。どんなことをやるのかわからなくドキドキでしたが、少しでも役に立ちたい、仕事をしてみたいと思い応募しました。また、姉妹との交流も楽しみでした。たくさんの事業に参加し、たくさんの姉妹と会って学びあい成長できることがガールスカウトを続けている一番の理由だからです。
今回のような、お客様を案内したり、グッズを宣伝するボランティアが初めてということもあり、とても緊張しました。最初、誘導係についた時は声も出ずただ立っているだけで震えてしまうくらいでしたが、次の案内係では仲間のガールスカウトが近くにいたこともあり、大きな声を出せて、尋ねてきたお客様もきちんと案内することができまた。言葉で伝えることが難しい場所でも、ジェスチャーと言葉のみで最初は案内していましたが、お客様をその場に直接案内した方がわかりやすいし、早いということが学べました。時間がたち慣れてきた事もあり、最後の片付けでは、率先して動くことができました。体はとても疲れましたが、気持ちは充実感でいっぱいでした。最後まで責任をもって出来たのでよかったと思います。
私は今回のボランティアに参加して、優しさについて学ぶことが出来ました。スタッフの方が丁寧に細かい部分まで教えてくれたこと、声が出ない私に注意せず応援してくれたこと、戸惑っている時、大丈夫? と声をかけてくれたガールスカウト。また、私がオドオドしてしまっても、ありがとうと言ってくれたお客様。初めてでとても緊張していた私にとって、とても温かく感じました。
今回のチャレンジで、もっと出来た事があるのではと思う部分がたくさんありましたが、それを反省点にして今後に活かし、また、挑戦したいと思います。勇気をだして応募して、本当によかったです。とても楽しい時間をありがとうございました。横浜グリッツ、ファンの皆さん、一緒に参加したスカウトやリーダーに感謝です。

横浜グリッツが提供してくださった機会は、5人のガールスカウトにとってとても素晴らしい経験になりました。このような場を提供いただき感謝しています。今シーズンは終了してしまいましたが、次のシーズンも、ガールスカウト日本連盟はさまざまな形で横浜グリッツを応援していきます!











