ガールズメッセ2024~わたしの声から広がる世界~ 開催報告〈Part 1〉
ガールスカウト日本連盟は国際ガールズ・デー記念イベントとして「ガールズメッセ2024」を2024年10月6日(日)に開催しました。ガールスカウトの活動を伝える場とし、ワークショップ、アワードの表彰式・活動報告、体験ブースや展示などをおこないました。
イベントの様子を2回に分けてご報告します。
Part 1は、コミュニティアクション チャレンジ(CAC)100アワードおよびB-Pアワード表彰式・活動発表、ワークショップ「Free Being Me 大好きなわたし」についてです。
概要
日程:2024年10月6日(日)10:00〜16:20
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
主催:公益社団法人ガールスカウト日本連盟
<協賛・協力>
日能研、パロアルトネットワークス
<後援>
文部科学省、環境省、外務省、内閣府、特定非営利活動法人持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)、ESD活動支援センター
コミュニティアクション チャレンジ(CAC)100アワードおよびB-Pアワード表彰式・活動発表
佳子内親王殿下の御臨席
ご来臨いただいた佳子内親王殿下からお言葉を賜り、コミュニティアクション チャレンジ(CAC)100アワードおよびB-Pアワードの表彰式・活動発表をご覧いただきました。その後、CAC100アワードの「グランプリ」「コミュニティチャレンジ賞」受賞者およびB-Pアワード受賞者とご懇談され、励ましのお言葉をいただきました。
来賓あいさつ
文部科学省 総合教育政策局 局長 茂里 毅(もり つよし)氏より、ご挨拶をいただきました。
表彰式・活動報告
第6回コミュニティアクション チャレンジ(CAC)100アワード
CAC100アワードは、すべての少女と女性が自分らしく生きられる社会の構築に貢献すべく活動し、変化をもたらしたプロジェクトを募集し、優れた活動に対し称えるものです。
2024年度は13件の応募の中から、6つのグループが入賞しました。






審査委員長講評
審査員長 橋本ヒロ子氏(学校法人十文字学園女子大学名誉教授・国連ウイメン日本協会会長)より、講評をいただきました。
B-Pアワード
B-Pアワードは、レンジャー部門(高校生年代)でおこなうプロジェクトの取り組みにおいて、より地域に根付いた「人への役立ち」 の実践が極めて優れていることを称える、レンジャー部門最高の賞です。
東日本大震災から学ぶ、小学生向け防災イベント「めざせ!ぼうさいマスター」プロジェクト
東日本大震災復興プロジェクトへの参加をきっかけに、防災への関心が高まり、地域の防災意識を高めることを目標に、小学生向け防災イベントを企画・実施した。関係団体、省庁や報道機関とも関係を構築しながら協議を重ねイベントを実現し、100人以上の参加者が講演やブース体験を通して防災を学ぶことができた。

Free Being Me 大好きなわたし
誰もが自分の容姿にとらわれることなく、自分自身の可能性に向かってさまざまなことに挑戦できるように、ポジティブな変化をもたらす「Free Being Me 大好きなわたし」プログラムを中学生・高校生を対象に実施しました。
「Free Being Me 大好きなわたし」プログラム
ワークショップの一部紹介
参加者が「完璧な容姿の女性」「完璧な容姿の男性」の「完璧」とはどのようなものかを思い浮かべ、意見を出し合っていきます。すると、多くの人が似たような美しさの基準をもっていることに気づきます。画一的な美しさの基準があることを認識します。
参加した中高生たちの声
- 人と比べても可愛くならないし、その人みたいになれない=「比べる意味はない」ということが、分かりました
- 今までは他人に焦点を置いて比べてしまうことがあったけど、自分に焦点をおいて、自分自身の良いところを理解して生活していきたい
- 自分はずっと自分だからヤダなと思うより、かわいい!すてき!とかを自分に言ってあげればかわいいと思えると思っている
- 「自分は自分しかない!」とみんなで考えたこの言葉を大切にしていく!
- この世の人が全て完璧で同じ顔をしていたら気持ち悪い。みんな一人ひとり違うからおもしろい
ガールスカウトの取り組みを広く社会に伝える場、ガールスカウト少女会員の体験の場となりました。ご来賓の方々から励ましのメッセージもいただき、自分たちの活動に自信を持ち、今後に向けての励みとなったことでしょう。
次回はメッセについてご報告します。