大人からでも、始められる・楽しめるガールスカウト

わたしはガールスカウト

働く中で見つけたガールスカウトとの出会い

私がガールスカウトに入会したのは40歳のときでした。きっかけは、ガールスカウト日本連盟の職員として働くようになったこと。もっとガールスカウトを深く知りたいという思いからでした。偶然、旧知のママ友が、住んでいる市の団(活動グループ)の団委員長を務めていたこともあり、気兼ねなく一歩を踏み出すことができました。

1年目は、SCAPP*として集会やイベントのお手伝いをする程度。リーダー(少女を支援する指導者)たちが企画した集会をサポートすることが主だったので、当時は、お客様気分だったように思います。

*SCAPPとは:Supportive:支援する、Creative:創造的な、Advanced:進歩的な、Progressive:先駆的な、Person : 人 を組み合わせた日本連盟独自の成人会員の名称

一人前のリーダーへの道

団のガールスカウトたちと

都道府県連盟で開催されているリーダー養成講習を受講しリーダー資格を得た2年目から、ジュニア部門(小学高学年)をもう一人のリーダーと受け持つことになり、少しずつ、リーダーとして独り立ちできるように団に育ててもらいました。

ガールスカウトに入ってから10年以上が経ち、幼稚園から高校生まで、すべての年代(https://www.girlscout.or.jp/about/#target)のリーダーを経験しました。

県連盟事業の実行委員長あいさつ

また、団の活動だけでなく、県連盟の委員会活動に参加したり、県連盟事業の実行委員長を務めたりしたことも大きな学びとなりました。それら一つひとつの経験が、私自身を大きく成長させてくれました。ガールスカウトに入らなければ、成人してからこんなにいろんな経験をすることはできなかったと思います。

少女や若い女性のための団体というイメージが強く、大人も活動しているということ自体があまり知られていないガールスカウトですが、大人自身も多くのことを体験し、成長ができる場でもあるのです。

» 18歳から100歳まで活動できる社会教育

娘たちと呼べる、かけがえのない存在

 

ガールスカウトを辞めてしまった子もいますが、社会人になっても食事に行く関係が続いている子がいます。あるとき、彼女が私を「もう一人のオカン」と呼んでくれました。その言葉を聞いて、なぜ私がガールスカウトを続けているのか気付かされました。
一人息子しかいない私にとって、ガールスカウトで出会った少女たちは、まるで娘同然のかけがえのない存在になりました。

ガールスカウトで広がる友情の輪

 

ガールスカウトを続けていてもう一つ良いことがあります。それは、この年齢になっても新しい友人が増えていくことです。ガールスカウトを通じて、日本全国に年齢を超えた友人が増え続けています。ガールスカウトで知り合う友人は、ガールスカウトという同じ価値観を持つ仲間という感じで、ただの友人よりも深い絆を感じます。

仕事がきっかけで始めたガールスカウトですが、今では私の人生に欠かせないライフワークになっています。これからも、少女や若い女性の未来をサポートし続けていきたいです。

あなたもガールスカウトになってみませんか?

ガールスカウトは、私のように大人になってから始める人もたくさんいます。最初は、娘さんと一緒にリーダーやSCAPPとして入会し、娘さんが大きくなっても、リーダーとして活動を続けている方も少なくありません。
娘がいなくても、何歳からでも始められるガールスカウト。綿々と続く、人との温かい「つながりの連鎖」に、あなたも加わってみませんか?

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