「少女と女性が生きやすい社会の実現にむけて」~社会に変化をもたらすためにチャレンジする少女たちvol.2

わたしたちの活動SDG5,SDGs,ジェンダー平等の実現,少女たちの声

前回の「そなえの極み乙女」(京都府)に続き「チームオラブ」(大分県)をご紹介します。
「少女と女性が生きやすい社会の実現にむけて」~社会に変化をもたらすためにチャレンジする少女たちvol.1はこちら
https://www.girlscout.or.jp/blog/activities/609/

第1回コミュニティアクションチャレンジ(CAC)100アワード受賞者活動報告~その2『歩く国際協力・オラブプロジェクト』チームオラブ

活動報告の様子(チームオラブ)

Q: 今回の活動について――どのような活動をしましたか? また、取り組もうと思った理由や課題を見つけたきっかけは?
公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン主催の「歩く国際協力 Walk in Her Shoes」キャンペーン に取り組みました。安全な水を手に入れるために毎日8,000歩、約6キロを水くみのために歩き、そのために教育や雇用など人生の機会を失っている彼女たちの気持ちを想像しながら活動に取り組みました。
ガールスカウトの集会で、小学校低学年の頃からアジアやアフリカの少女や女性の貧困や飢餓、水問題について学んでいました。そのときはただ大変そうだな、と思っていたけれど、SDGsを知ったことでアフリカやアジアの子どもや女性の現状についてもっと知りたいという興味がわき、多くの人にも知ってもらい、もっと広めていかなければと思いました。
世界にはどうして食事ができない子どもがいるのか、両親は働かないのか、病気なのに病院にいけない子どもがいること、悲しい顔をしている子どもについて疑問に思い、自分がアクションを起こし行動することで、子どもが笑顔で元気よく学校に行けるようになるかもしれない、悲しい顔をした子どもが減るかもしれない、という思いで始めました。

Q: どのような目標を持って取り組みましたか? また、活動しながら工夫した点やどんな気づきなどがありましたか?
水を運ぶ事の大変さは分かっていたつもりでしたが、実際に運んでみると途中で水の量が半分に減ってしまい、いつも水を確保することの大変さを学びました。その大変さから改めて、世界には毎日生活のためにこんなに大変な思いをしている同年代の少女や女性がいる、ということを自分たちが伝えていかなければならないと思いました。毎日SNSで発信することでアフリカやアジアの少女や女性の貧困、飢餓、水問題について多くの人に知ってもらい、身近なところから意識付けをしていこうと思いました。

活動報告の様子(チームオラブ)

Q: 課題だと思ったこと、困難だと思ったことはどんなことですか? また、それをどう解決しましたか?
私たちの活動はSNSを中心に拡散することでした。活動を始めたときは小学生でSNSを使えなかったので、大人やお姉さんたちに協力してもらいました。自分たちは、学んだことを自分たちなりにまとめてポスターにして、同年代の小学生や地域の人に配ったりして広めました。

Q: プロジェクトの中でSDGsを意識したところは?
小学5年生のときに、ガールスカウトの活動の中でリーダーからSDGsのことを教えてもらいました。今回の活動もSDGsに関わっていると思い、17の目標を確認しながら活動していると、普段のガールスカウトの活動はすべてがSDGsに繋がっているのだと再確認できたことが嬉しく励みになりました。SDGsを視野に入れて活動を広げて取り組むことが大切だと思いました。

パネルディスカッションの様子

Q: 嬉しかったことやってよかったこと、活動全体を通してどんな成果がありましたか?
最初は数人だけで始めたプロジェクトが、自分たちが活動を広めていくことで、たくさんの人に興味を持ってもらい、賛同してもらったことです。何よりの成果は、自分のできることが身の回りにはたくさんあること、やる気があれば年齢なんて関係なく、いろいろなことにチャレンジできるということに気付いたことです。

Q: 今後の展望について
今後も周りの人にもっと呼びかける活動をして、多くの人に賛同してもらい理解者を増やしていきたいです。私たちが当たり前だと思っていたことが当たり前ではなく、身近なところに自分たちのできることがたくさんあることに気付き、自分たちで発信して行動に移すことが大切だと思いました。発信し活動の輪を広げていきたいです。今回の活動を通して自らアンテナを張って伝えていくことを、仲間とともに広げていく大切さを実感しました。ガールスカウトは世界中にいるので、世界中のガールスカウトが同じ目的をもって活動していけばより大きな力になるのではないかと思いました。私たちはその一員としてリーダーシップを発揮して自分にできることをもっと広げていきたいと思いました。

コミュニティアクション賞受賞の2チーム

活動報告を聞いて
2つのチームの活動に共通し印象的だったのは、自分たちの身近なところから考え始め、活動しながらさまざまな問題に気づき、その問題解決に向けて学び、さらに活動を深めていったことです。そして、活動の先にSDGsという大きな目標があったことです。SDGsという大きな目標を達成するためには、まず、自分たちの身近なところから考えていくことが大切なのではないでしょうか。
始めは、自分の身の回りにある、どうしてこんなことが起きているのだろう、という問題を「自分事」といて考えてみるところから、ぜひ、一人でも多くの人たちがCACコミュニティアクションチャレンジアワードに挑戦することを期待します。