歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2022」キャンペーン活動報告

わたしたちの活動#体験活動,SDG5,ジェンダー平等の実現

公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンが主催する、歩く国際協力「Walk in Her Shoes」(WiHS)キャンペーンに、2014年から高校生年代のガールスカウトがジュニア・アンバサダーとして参加してきました。
2022年も3月8日の「国際女性デー」から5月31日までの約3カ月間、15都府県42人のガールスカウトが取り組みました。ガールスカウトは毎年このキャンペーンを後援しています。
コロナウイルスの流行により、ここ2年は、対面での活動自粛により社会に広めるためのイベントが実施できず、各自の歩数報告やSNSへの写真投稿のみとなっていたのですが、今年は多くの地域で開催することができました。自らイベントを企画し実施することは、高校生たちにとって経験を積むよい機会となりました。
各地のジュニア・アンバサダーたちから、活動報告が届きました。彼女たちの思いをぜひ、お読みください。

富山県連盟高岡地区「ナイスポーズで賞」を受賞

キャンペーンでは、SNSを活用したチャリティーもおこなっています。CAREの「C」の写真と、「#歩く国際協力」をつけてSNSに投稿することで寄付になります。それらの写真の中から、ケア・インターナショナル ジャパンより賞が与えられます。


ジュニア・アンバサダーたちからのコメント

※文中記載の「団」はガールスカウトが地域で活動するグループの名称です。


宮崎県第2団

2年越しに今回やっとイベントを開催できました。自分たちが計画した事を実行する事の難しさーチャリティーウォーク時の受付などがスムーズにできなかったのは悔しかったです。でも、2年間ダメになったのをやっと出来て良かったです。参加してくださった方が少しでも(世界の少女を取り巻く現状について)このような事を考えてくださればいいと思いました。

» 関連リンク:自ら企画し地域へ発信!国際協力を団全体で取り組み続けて5年~宮崎県第2団の活動

千葉県第52団

初めて、ジュニア・アンバサダーとして就任しました。この活動を通してより多くの人に参加してもらえるよう今日まで努めました。「彼女たちの人生を明るくしたい」という思いが8,000歩以上歩く原動力となりました。現在、世界ではさまざまな国際問題を抱えていますが、この活動を通して些細な行動によって「一人の命を救える」ということを活動を通して学ぶことができました。ありがとうございました。

埼玉県第2団

登下校で親に車を出してもらわずに歩くことができ、活動に貢献するだけではなく自分自身の健康にも良い方向に繋がったので、参加できてよかったです。これからも自主的にできることを見つけて行動していこうと思いました。


WiHSに取り組むことによって自分自身歩く機会が増えたし、それでいろいろなことに貢献できるというのは素晴らしい機会だったなと感じます。


毎日、たくさん歩くのは大変でしたが、貴重な体験が出来ました。


毎日継続して歩くことが難しいことだと改めて感じました。この経験を生かし、私たちにできることは何かを考えながら生活したいと思います。


歩くことが好きなので、そこから世界の社会問題を学ぶことができ、誰かの役に立つことができたので良かったです。今後もこのような企画に参加したいと思いました。


二度目の参加でしたが、前回よりも歩けたのではないかと思います。歩くのは大変だったけど、参加して歩くにあたって少しでも救われる人がいると思うと頑張れました。

茨城県第14団

1日の目標歩数を達成するのは、意識しないと難しくて、世界でこれほどの時間や距離を当たり前のように歩いている人の大変さを痛感した。また、実際に歩くだけでも大変なのに、水や重たい荷物を持っていることに驚いた。
今回の事業を通して、今まで具体的に考えたことのなかった世界の少女の現状を知り、考えることができた。まだまだ自分の知らないことばかりだと思ったから、もっと調べて、今後考えたことや学んだことを周りに伝えて考えてもらう企画を計画したいと思った。

群馬県第73団

まず、よかった点は、団や地区のガールスカウトも巻き込んで一緒に写真を撮れたことです。参加者の年齢が限られているけど、これは世界中の人が考え行動するべき問題なので、周りのガールスカウトに広げて、ジュニア・アンバサダーではないガールスカウトでも出来る、「C」の写真をSNSに投稿するという活動をいろんな人と協力してすることができたので、walk in her shoesも世界のジェンダーと水問題も広まって、そして、みんなで第一歩を踏み出すことができました。
反省点は、毎日考えることができなかったことと、企画を実行に移すことができなかったことです。
機種変更をしたことと設定がうまくできなかったことを理由に、1カ月ほどしか歩数に貢献できませんでした。最初、自分で歩数と写真で参加すると決めていたことなので、中途半端になってしまったことは反省点です。
また、同じ県のガールスカウトと一緒に企画を考えて、日付を決めるところで期間終了が来てしまいました。
でも、期間が終わったからといってもう考えなくていい、実行しなくていいということでは決してないので、企画は実行したいです。
初めてwalk in her shoesを知り、そして参加しましたが、約2、3カ月という短い間の中でもたくさんの学びと成長があったと感じています。
今回やりきれなかったと感じた部分があるので、次回も参加したいです。

青森県第9団

世界中に水を汲みに歩かなければならない少女たちがいることを知って、団員にも教えることができ、その大変さが想像ついた。次回この活動に参加する時は今回できなかったウォークラリーを計画したい。

宮崎県第4団

イベントを企画して多くの人に今の世界で起こっている問題について伝えることが出来たので良かったです。

千葉県第36団

歩きながらいろいろなことが知れて楽しかった。


歩く途中のブースでいろいろなことを楽しく学べたのでいい機会でした。


久しぶりの外での活動だったので、とても気持ち良く活動出来ました。体験を通してアフリカの子どもの現状が分かり、勉強になりました。最後に参加賞がもらえて嬉しかったです。

京都府第1団

毎日歩いて水を汲みに行くことや学校に行くことがこんなにも大変だと改めて知りました。毎日高校に電車を乗り継ぎ50分程かけて通っていますが、ほとんどが電車に乗っているので、歩くことは自宅から駅と最寄り駅から高校までのほんの数分です。世界の同じ時間をかけて水汲みにいく私より小さな子ども達の少しでも力になれたらと今回参加して思いました。

千葉県第91団

ただ歩くだけでなく、水運びやクイズなどの体験もできて勉強になった。


中学校卒業と高校入学の時期で自分自身が忙しかった。きちんとカウント報告が出来なかったのが反省点。もし来年同じようにアンバサダーが出来るなら工夫して参加したいと思います。
春休みを使って、イベントにも参加させてもらう事もできてよかったです。次回は反省点を生かして、協力したいと思います。

鹿児島県第7団

団のみんなで一緒に話をしたりしながら歩き、楽しい時間を過ごすことができた。また、普段は歩かないような場所を歩くことで、その地域のことについてもっと詳しく知り、周りの景色に着目しながら歩くことができた。

東京都第36団

今までは歩いているときに何も考えていなかったけど、この活動に参加して違う国で大変な思いをしている女の子たちのことを考えることが出来ました。たくさん歩けたので少しでも力になることが出来て嬉しいです。

岩手県第20団

少女たちがどれだけ毎日苦労して水を運び、学校に行けずにいるかを学ぶ機会になりました。現在、自分たちは電車や車、自転車などたくさんの交通機関が利用できる中にあって、徒歩で水を運ぶ大変さをこの活動を経験するまでは実感することができなかったと思います。世界と繋がるガールスカウトとして、とても良い経験をできたと思います。今年度の活動は終わってしまったけれど期間外でもしっかり意識して世界の問題についてしっかり向き合っていきたいと思いました。

青森県第1団

炎天下悪天候どんな状況だろうと舗装されていない悪路を泥まじりの不衛生な水を汲みに毎日歩く女性たち。命がけで長距離を歩いて運ぶ命をつなぐための水。しかしその命をつなぐための水は不衛生なことにより逆に命を落としかねない危険な水でもある。水汲みのために学習の機会を奪われる彼女たちには学童期の女性も含まれている。この現実に愕然とし微力ながら彼女たちのために何かできればと思いアンバサダーに挙手しました。
所属する団のスカウト・リーダー・スキャップ・保護者とたくさんの方々のご協力によりウォークイベントを無事開催するこができました。彼女たちが運ぶという20kgの水は想像以上の重さで私たちにはとうてい運びきれるものではありませんでした。時間と将来への希望を犠牲にしてまでおこなう水汲みの一部を体感し大変さを実感しました。
イベント開催はもちろん、蛇口をひねれば衛生的な水が出ること、将来の夢を描けること、夢の実現に向かい学習できること、自分のためだけに自分の時間を使えることなど、全ては誰かのおかげで成り立っていることを、今回のアンバサダー活動から強く感じました。おかげさまで成り立つ生活と実感すればするほど感謝の思いが溢れ出て、その感謝をどこか誰かに還元したいという思いも私の中に湧き出ました。現実的には毎日長距離を歩くことは不可能でしたが、湧き出た思いを歩くことCの写真を撮ることに向けて行動しました。
また私の便利で快適な生活が地球温暖化の一因となり、水汲みをする彼女たちの国の環境悪化に影響をおよぼしている側面もあると想像しては心が痛くなり、エアコンの使い方など生活を見直し実践していこうと思うようにもなりました。
日々の生活に感謝し社会のことを考えることができること自体が平和で幸せなことだと思います。最初は少し不安だったアンバサダー活動ですが、終了した今は機会を与えてくださったことに感謝しかありません。今後もこの経験を無駄にすることなく、社会に貢献できるような社会人になるべく努力し感謝を忘れず日々過ごしていきたいと思います。ありがとうございました!!

ケア・インターナショナル ジャパンのWiHSキャンペーンInstagramで自主イベントの様子が紹介されています。

 
 
 
 
 
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東京都第178団

今回初めて参加させていただき、毎日6km歩く大変さを感じました。イベントにも参加することができ、歩くことだけでなく、生活の大変さ、またそれを広めようと活動している方々がたくさんいることを知りました。自分には全く関係のない事だと思っていましたが、この活動を通して少し身近に感じられたと思います。


歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2022」のご報告

ケア・インターナショナル ジャパンのウェブサイトにも報告書が掲載されています。

» 2022.07.13 歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2022」報告書、動画を公開しました