自然の力を体験しよう! ~文部科学省委託事業 チャレンジ チェンジ ガールスカウト

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2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、さまざまな社会活動が制限されるようになりました。2020年4月には全国で緊急事態宣言が発令され、多くの学校が休校になり、人との接触をなるべく避けるためにオンラインによる授業が進められるなど、子どもたちの日常にも大きな変化と影響がもたらされました。そのような状況の中で、文部科学省は「子供たちの心身の健全な発達のための子供の自然体験活動推進事業」を開始しました。ガールスカウト日本連盟は委託事業として「チャレンジ チェンジ ガールスカウト」を全国で開催し、ガールスカウトと一緒に親子で自然体験を楽しめるプログラムを開催しています。
このプログラムを実施したガールスカウト神奈川県第18団とガールスカウト千葉県第10団をご紹介します。


「こどもネーチャー探検隊」神奈川県第18団主催 ~神奈川県藤沢市長久保公園にて(2020.9月開催)

緑豊かな環境で五感をはぐくみ、思いきり体を動かす工夫を凝らした体験プログラムがおこなわれました。

「こどもネーチャー探検隊」神奈川県第18団主催

「大神保の森のデイキャンプ」千葉県第10団主催 ~千葉県船橋市大神保青少年キャンプ場にて(2020.11月開催)

森の中で秋を全身で感じながら、自然を生かしたさまざまな体験プログラムがおこなわれました。

「大神保の森のデイキャンプ」千葉県第10団主催

参加者がイベントに興味を持った理由は

  • 親子ともに家ではインターネットばかりになってしまいがちなので、外に出るよい機会を子どもに与えたい。
  • 森で集団で遊ぶことなどは親だけではなかなかセッティングできないことを子どもに体験させてあげたいと思った。

イベント後の参加者の感想は

  • コロナ感染が拡大してからは学校でも外で遊ぶ機会が少なく、家ではインターネットなどばかりだったけれど、外で思いっきり体を動かして遊べるのはやはりいいと思った。
自然体験
  • 学校でやるのとは違うことや、今までやったことがないことが体験できた。
  • 大人からいろいろと教えてもらうのではなく、ガールスカウトのお姉さんたちがやっていることを見て学んだりするのはよかった。
木と木の間に設置したモンキーロープ
ボールのつなわたり
  • 団の方がいろいろと準備して、親だけではなかなかできない環境が整えられていた。
木を使って設置したブランコ
  • 親子で参加することで親も安心でき、一緒に体験を楽しめた。
  • 安全管理はしっかりとしたガイドラインがあるので安心できた。

野外活動を通して指導者が大切にしていること

野外活動は、子どもだけではなく、保護者も楽しめます。
自然の中で触れ合うことで、教室の中にはない心の解放感が得られます。
野外活動は子どもたちの「やりたい!」という意欲と自主性が見られますし、保護者からの意向もあります。活動するには感染予防など、責任重大ですが、今後はコロナウイルスと共存しながら活動していかなければならないことが見込まれるため、活動の仕方を工夫していかなければなりません。コミュニケーションを大切にしながらできる範囲で、子どもの主体性を大事に、自ら考え行動し、自分らしく、自信を持って強く生きていく人になれるように目的を持って子どもたちと楽しめる活動をしていきたいと思っています。しっかりと目的を持って子どもたちと楽しめる活動をしていきたいと思っています。(神奈川県第18団団委員長)

聴診器で木の音を聞こう
  • 学校、行事など今まで当たり前だったことがなくなってしまい、先が見えない状態の中で、子どもたちも仕方がないことだと分かっていても言葉にはしないでいました。子どもたちの閉塞感や失望感を目の当たりにしながらそれを見ている大人自身も不安の中にいる、という大きな変化の中で、地域でつながることの大切さや、これまでやってきたことでコロナ禍でもできることを考えました。コロナ禍だからとあきらめず、頑張る姿を見せるのが大人の役割だと思います。そうした大人からのメッセージを送ると子どもから反応が戻ってきます。感染予防は当然ですが、子どもたちにとって、聞いてくれる、見てくれる、一緒にやってくれる、大人として子どもたちの「心の安全」を大切にしていきたいです。野外活動には、ちょっと苦しかったり、大変だったりすることもありますが、それを一緒にやる存在でいたいと思います。保護者の声を聞きながら地域で人と人とのつながりを大切にし、「ガールスカウトは子育てを応援します」と伝えたいです。活動は足踏みでよいから歩みを止めず続けることが大切だと思います。(千葉県第10団リーダー)
たき火(焼き芋、サモア)
  • 家庭の中ではそれぞれがいる場所の状況が違います。でも、野外ではそこにあるものもないものも皆が平等の環境にいます。自然の中では何も用意しなくても、そこにあるものを自分たちで見つける「気付き」があります。気付きを引き出すための仕掛けはもちろん準備しますが、野外にいるだけで何かできることがあります。野外では、普段の生活に比べると少し不便なこともありますが、それを乗り越えたときは達成感を味わうことができます。
    野外活動のなかでも、特にキャンプにはガールスカウトの普段の活動のいろいろな要素「自己開発」「自然とともに」「人とのまじわり」が全部詰まっています。そして、技術も学べます。何より、子どもたちが野外での活動を望んでいます。(千葉県第10団団委員長)

野外という「会場」の持つ力

このような野外体験のイベントでは「野外」という会場の力で子どもたちが自然に元気になる姿があります。親子で参加することで大人も元気になり、子どもも大人もそれぞれの楽しみ方ができます。
野外活動の良さは体を使った遊びを通して「楽しい」を見つけられることです。そこにあるもので自分は何ができるか、何が役に立つのかわからないけれど、あるものの中から何か一つでも生かせるものがあるかもしれない、何かしようとしたときにどう工夫すればよいか、という「気付き」を促してくれます。落ち葉を集めれば、子どもはそこに飛び込みたくなり、飛び込むだけで遊びになります。そんな遊びの中で、「落ち葉って暖かい」という気付きを得ることができるのです。
自然の中には、自然の中だから、自然の中でなければできない体験が詰まっています。
全国のガールスカウトでは、感染予防対策をしながら親子で楽しめる野外活動イベントを開催しています。ぜひ、近くのイベントに参加してみませんか。


ガールスカウトのイベント情報

文部科学省 『子供たちの心身の健全な発達のための子供の自然体験活動推進事業』