オンラインでもこんなに体験できる「もっと自分を好きになる!」

わたしたちの活動#フリービーイングミー, #ルッキズム, #自分を好きになる, #自己肯定感, SDG5, ジェンダー平等

ガールスカウト日本連盟は、今年も8月13日(木)に実施されたユニリーバ主催の「高校生インターンシップ」のなかで、高校生約180人を対象に90分のFree Being Meオンラインワークショップを実施しました。

オンラインワークショップの様子

写真を加工しない高校生はわずか6%

参加者に「自分の画像の加工経験はありますか」と聞いてみました。

― いつも加工する        17%
― たまに加工する        46%
―   加工したことはある  31%
― 加工しない       6%

いつも加工しなくても加工経験のある高校生は94%にもなりました。
もちろん楽しんで加工することもあるので、すべてを否定できません。

加工について、どんな意見をもっているか聞いてみたところ、こんな意見が出ました。
― おもしろくできる!
― 自分好みにできるから満足感が得られる
― 気軽にできる
― 自分じゃないみたい
― 整形と同じような心理なのかな
― 度を過ぎた加工でなければ楽しめると思う
― SNSのためだけに自分の容姿をとらわれてしまっている

なぜ、自分を美しく、カッコよく見せたいのか。
このプログラムでは、メディアから受ける影響が大きいと考えています。理想の女性像、男性像があり、それは広告やテレビ番組の中の人にも反映されています。だから、理想とかけ離れているといわゆる「容姿いじり」が起こるのでしょう。
楽しく使うのはよいのですが、「自分の容姿」にとらわれてしまい、加工せずにはいられない心理状態は心配です。

理想と現実を理解する

次に、ディズニープリンセスを思い出してみながら、身体的特徴をイラストで表現します。
ワークでは「ディズニープリンセス=美しい」という定義をあらためて確認しました。
・目がクリクリ
・ぱっちり二重
・顔が小さい
・スタイルがいい
・金髪
・目がクリクリで小顔
・細身
・8等身
・足が長い
…などたくさんの意見が出ました。

このようにディズニープリンセスのイメージは共通にみんなの中にあるのに、現実には私たちの周りに、このような人は、ほとんど存在しません。では、人はなぜ、それが分かっているのに美しさを求めて加工したり、無理したりするのでしょうか。女らしく、美しく、男らしく、カッコよくの定義にどのくらい影響されているのか考える時間です。

答えは、それぞれの中に生まれたのではないでしょうか。

自分のロールモデルを声に出して伝える

容姿はのことは気になりますが、いったん置いておいて、自分のロールモデルはどんな人か考えます。それを声に出してみると、あれ? 容姿じゃない!
― 自分や他人の弱点を受け入れられる人
― 尊敬できる人になると、やはり内面を見る人が多いですね
― 他者との関係性と自分の芯の強さをあげる人が多かったです!

ワークの中で出てきた意見では、その人自身の行動や姿勢など、憧れる人の条件に容姿はありませんでした。

自分の好きなところを声に出して伝えてみる

 

ダヴのこの動画では、高校生が自分の好きなところを問われて「嫌いなところからでもいいですか?」と言います。
ワークショップの参加者も同様で「長所ではなく、好きなところを教えて」と伝えると、悩みます。今回のワークでも、「嫌いなところはすぐに出てくるけれど、好きなところは難しかった」という声がありました。でも、勇気を出して好きなところを声に出してみると、嬉しくなり、どんどん好きなところが思い浮かびます。

<参加者の声>
・自分を肯定してくれてすごく嬉しかったし、自分に自信を持つことで表情とか性格とかも明るくなることに繋がると思います。
・自分としっかり向き合うことが大切だなと思いました。
・誰もが思う「きれい」「かっこいい」よりも、自分が思う「きれい」「かっこいい」のほうが大切だと思いました。
・自分の価値観が大きく揺らいだ1日でした!

ワークショップ参加者からたくさんの感想が聞けました

ルッキズム(外見至上主義)と私たちの挑戦

身体的に魅力的ではないと考えられる人に対し、差別的な扱いをしたり、ルックス(見た目)が良いと得をするなどと考えられている社会の現状があります。そんな考え方や扱いに対し、良くないと声をあげる人が増えている一方、まだまだ、差別やコンプレックスを感じる現状があります。

ダヴの調査では、日本の10代の少女たちのうち、自分の容姿に自信をもっている人はたった7%です。これは、世界でもっとも低い数値です。

ガールスカウトが女子高校生におこなった調査*では、日本のメディアが発信する偏った情報により、多くの性差別があり、それを少女たちが認識していることが明らかになっています。メディアに関することを学ぶ機会は、日本の学校教育にはほとんど存在しません。そのため、以下のような問題が起きています。

53%の日本の少女が、「メディアでは、男女は平等に描かれていない」と回答し、「わからない」は、34%でした。一方、同様の質問をしている英国の調査では、「わからない」14%で、日本とは大きな差があることが分かっています。―『女子高校生が感じるジェンダーバイアス 「ジェンダー」に関する女子高校生調査報告書2019(2019年10月)』

また、女子大学生たちの調査**では、メディアは非現実的な理想の女性を作り出していると言っています。理想の女性を作ることは、女性だけでなく男性にとっても生きにくい社会になっていることがわかります。

*『「ジェンダー」に関する女子高校生調査報告書2019(2019年10月)』

**『女子大学生×ジェンダー調査報告書2020(2020年7月)』

ガールスカウトは、外見至上主義が子どもたちに与える影響が大きいと考えており、日本の現状を変えるためにパーソナルケアブランドのダヴと『Free Being Me』を実施しています。容姿に限らない、「あなたらしさが美しさ」であるということを体験から学び、意識や行動に変化を起こします。体験し学ぶことで、もっと自分や他者が好きになり、その人自身の可能性を最大限に伸ばすことができると考えています。

いつもは対面でおこなっているワークショップですが、今年はオンラインで展開しています。小学生から大人まで、学校、地域、企業の研修として実施することができます。実施をご希望の場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

ダヴ協働プログラムFree Being Me