ジェンダー平等の実現に向けて 小学生の声「差別という大きなかべ」

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今回は、栃木県 小学校6年生のガールスカウト(当時5年生)が書いた作文をご紹介します。
(※表記は原文のまま)


 

差別という大きなかべ

栃木県のガールスカウト

みなさんは年々男性保育士がふえていることを知っていますか。
保育士という職業は女性が働くイメージが多くありますが、私が通っていたようち園には男性の先生が一名いました。とてもやさしい先生で時には、お父さんのように力強く沢山遊んでもらった記憶があります。わたしにはお姉ちゃんが二人いて、五歳上のお姉ちゃんがようち園に通っていた時は男性の先生はいなかったとお母さんは言っています。

わたしはなぜ男性の先生が年々ふえているのかをぎもんに思ったので、インターネットで調べました。インターネットによると、昔は今でいう保育士のことを「保母」や、「保母さん」とよんでいました。しかし、男性の保母に「保母」とよぶことはふさわしくないという事になったので、今の「保育士」となりました、とありました。その他「かんごふ」も「かんご士」となり、男性かんご士もふえてきているようです。最近見たテレビドラマでも男性かんご士が活躍する場面が多く見られました。

このように、インターネットで調べた結果からわたしが思ったことは、男性にむいた仕事と女性にむいた仕事で、分かれていたことも今では関係なく男女共に働くことができやすい社会になってきたと思いました。

わたしは今、ガールスカウトをやっているのですが、しょう来、海外で子供達に関わる仕事をしたいと思っています。発てんと上国での仕事をする上で女性はきけんだからと言われてしまう事もあると思いますが、一人の人間としてまずしい子供達の支えんをし、みんな笑顔になれたらいいなと思います。そのためには、たくさんの知しきを学び、しっかりと自分の思っている事を行動にうつせるように生活したいと思います。

この世の中の差別という大きなかべが消えていったらいいなと思います。そのためには、男だからとか、女だから、これはできる、これはできないと決めつけることをやめるべきだと思います。わたしは運動会で、「準備・しょう集係」になりました。4年生の時も希望して、この係になりました。今年も同じ係をやりたいと先生に言ったら、「重い物を運ぶから大変だよ。」と言われました。わたしは、「去年もやったので、大じょうぶです。」と答えました。去年の運動会では、男女の区別なくみんなで力を合わせて仕事をしました。卒業生も来てくれて、重い物を運ぶ時に手伝ってくれました。男だから力があるとか、女だから力がないとか決めつないで仕事をする事ができました。

男女に関係なくみんなで助け合おうという気持ちをみんなが持てば、差別はなくなっていくと思います。

 


 

彼女は、日常の中で目にしていたこと、疑問に思ったことを調べたり、自分ができることを行動に起こしています。そして「この世の中の差別という大きなかべ」がなくなるために大切なことを作文という形で多くの人に伝えました。

ガールスカウトでは活動に参加することにより、自分の言葉で人に伝える力がつきます。それは、安心できる環境で、疑問を解決する方法を学び、人に伝えること、認められる経験などからもはぐくまれます。自分が思っていることを自分の言葉で人に伝えることができる力は、年代に応じたさまざまなプログラムで段階を経てはぐくまれます。

ガールスカウトの部門と育成目標

作文を書いた小学校6年生の少女は、ガールスカウトのプログラムのひとつである「わたしの声とみんなの声」*プログラムに、小学校5年生のときに参加しました。

「わたしの声とみんなの声」*プログラムとは
ガールガイド・ガールスカウト世界連盟とUN Womenが協働し作成したVoices Against Violence(みんなで作る差別と暴力のない世界)の日本でのプログラムの名称です。
子どものための人権教育リーダー養成を受講すると、小学校1年生から25歳までを対象にした体験型プログラムを実施することができます。